月の詩集

月の詩を綴ります。月の表だけではなく、 陰にある月の詩も詠います。

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【葛藤(Ⅱ)】自由~信頼という手綱~

彼は自由だった。
孤独だったからこそだろう。

だが、矛盾している。
彼は自由と家族、両方を求めていた。

自由の意味も、家族の意味さえ知らずに・・・。

彼は15歳から22歳の秋まで軟禁されていた。
家族と離れ、自由を求めて。

悲劇というものは足音も立てずに、突如、巨大な口を開ける。
呑み込まれ、悲劇の胃の中で暮らす内に、自分を見失う者も居る。
胃袋から引っ張り出してくれた人が居ても、もう、悲劇の一部になっていたりする。
彼はどうなのだろうか?

きっと、悲劇の一部を切り離そうと努めるだろう。
彼は長い時間待っていた。
信じて。

そして今、切り離そうと努めている。
身体に染み付いている悲劇の血を。
すべては彼女の幸せの為。
すべては彼女への感謝。
すべては立ち直り、彼女に近づく為。

彼の青春には自由と家族は無かった。
だが、22歳に自由を手に入れた。
はじめての自由はまるで、暴れ馬だった。
自由を制御するものは無く、彼は何度も落馬した。

自由・・・
悲劇に呑み込まれた反動が自由を暴れさせた。
大切な言葉が自由をすり抜けて行った。

未だに自由が分からない。
自由に翻弄される自分が居る。
だが“信頼”という束縛が心地良い事を知った。
暴れ馬を制御出来る手綱を与えてくれる。

ささやかな自由、そして自由と共に走る信頼。

それを求めていた。

そう。気がついた。

By 月の詩人~たかゆき~
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